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2004.12.23記(2004.12.24-2004.12.26加筆修正)

◆ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド・ゾンビパニック簡易レビュー 
レビューを簡単に書いてみます。
モードとかは下記の公式サイトを参照のこと。(詳しくは説明しません)
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド 公式サイト

プレイ時間は3時間ほど。
アーケードを軽く、ミニゲーム全面とドリルモード全クリアしてエキスパートドリルをちょっとやったぐらい。

まず同梱版のキーボードですが、悪くないです。なんとなくロジクールのキーボードっぽい。
ただ、Realforceに慣れきった指には長時間打つと重たく感じてきます。まー1000円のキーボードとしては合格点かと。

それ以外は…TODシリーズの中で最低の完成度
新要素とか特徴とか気になったトコだけ挙げてみます。

・2P対戦
USBキーボード2枚あれば対戦できます。これはパソコン版よりずっとお手軽。下記のミニゲームを含めて優れた要素です。

・ミニゲーム
新規で10種類ほどのミニゲームが入ってます。基本的に対戦向けで、あまりやり込みする性質のものではないです。

・画質
私の場合は、けっこう新しい液晶テレビ(ハイピジョン対応)をD端子でPS2と接続しているせいか、画質はパソコンと遜色なかったです。標準の普通にAVケーブルで接続していると字の識別がしづらく厳しいようです。(ドリームキャスト版もそうでしたが)

・処理落ち
 かなり処理落ちします。
 特にアーケードモードが顕著なんですが、ゾンビが2体出てくるとやや処理落ち、3体出てくるとハッキリわかるぐらいもったりします。
パソコン版を、動作環境(必須環境)は満たしているけど、推奨環境以下のパソコンで動かしたような処理落ち。これだけでも十分にダメダメなんですが、下の方がさらに上を行く……

・ソフトリセット、リトライ不可
 冗談でなくまったくできません。
 処理落ちは百歩譲って許せてもコレは致命的。今まではドリルモードなどでF12とかAlt+F3とかで一瞬で抜けてリトライすることができましたが(初代からある)今作は一切できません

例えば、全力疾走で1体目を遅く打ってしまい、リトライしようと思っても、最後まで(残り29体)打たないと戻ることができません。殴られれば終わるドリルならまだしも、秒が増えるペナルティがあるドリルだと最悪。Ctrl+Alt+Delのソフトリセットすらきかないので電源切る以外の方法がないんです。
最も面白く、何度も繰り返し遊ぶはずのドリルモードが単なる苦痛でしかなくなります、記録を狙う気も起きません。
私はこれは何かの間違いだと思い、説明書を何度も読み返し、あらゆるコマンドを試してみましたができませんでした。

ゲーマーズサミットの掲示板で父・信仁さんがあえて苦言を呈していますが、私も同感です。私は、TODのシリーズはすべて持っており、TODは市販ソフト最高であることは疑う余地もなかったんですが、この不具合と言ってもいいような仕様には失望させられました。

現在最も普及している家庭用ゲーム機でTODが出ることは非常に意義があり、うまくいけばタイピングゲームの面白さをもっと広めるいいきっかけになったと思います。

しかし、PS2で初めてTODをプレイした人が、最高のタイピングゲームがこれだと勘違いしてしまうのが何より怖い。
毎年代わり映えのないTODを買っていた(私を含む)コアユーザーも、いい加減離れるでしょう。

修正ディスクにあたるものが配布されて、次回出荷から改善されることを望みます。(コストの面からほとんどその可能性はないでしょうけど……)

ただ、間違えないで欲しいのは、TODは間違いなく最高のタイピングソフトあるということ。PS2版の出来がたまたま悪かっただけです。

だからこそ、この完成度が残念でならないのです……

パソコン版はPS2版よりミニゲーム以外のすべてにおいて上回っており、最高のタイピングソフトです。まだやったこと無い人はぜひ。
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2004(Amazonで買う)

以前、私の書いたレビューもどうぞ(かなり前のレビューで恥ずかしいですが)
THE TYPING OF THE DEAD(ドリームキャスト版)
ゾンビ打 THE TYPING OF THE DEAD(パソコン版初代)

ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド 公式サイト
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド・ゾンビパニック 公式サイト
ゾンビ打・ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド(パソコン版) 公式サイト