ヤミと帽子と本の旅人 タイピングトラベラー
発売: ハウディインターナショナル 対応機種: Windows
販売: ライブドア 入力方法: ローマ字入力、かな入力
関連サイト: 公式サイト 発売日: 2004年 6月 25日
定価: 5,460円(税込み)

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点数(満点5) 理由、コメント
ゲームとしての
面白さ:
★★ タイピングゲームとしてはごく普通。スコアは残らない上に、ボリュームが少ないので、一回やったら二度とやらないタイプ。
練習モード: 基本的になし
総合評価: ★★ ゲームとしては期待するのは間違い。動画もなく、ボイスも少な目なので、アクセサリーに魅力を感じる方以外は避けるべき。

プレイ時間 1時間
レビュー日 2004年9月15日

壁紙や音声のすべては手に入れてませんが、完全クリアしたレビューです。

◆基本システム
◇Windowsのみ対応
◇ローマ字入力、かな入力に対応
 ローマ字は基本的に自動認識。CA,CI,CUやXNなどの特殊な入力には非対応
◇画面はフルスクリーンとウィンドウモードに対応
◇難易度は変更不可
◇基本的にはキーボード操作、一部マウス操作が必要
◇CD-ROM挿入時のみ実行可能(基本的にインストール不可)
◇ハイスコアや、一部の設定は保存されない

◆タイピングの難易度
難易度設定は無いですが、比較的楽です。
中級者ぐらいならゲームオーバーにならずにクリアできそう。
もし難しいと感じるなら、アイテムを使用して、少しでも有利な状況を作ると良いでしょう。

私の場合、ダメージすら数えるほどしか受けませんでした。そのぐらい楽。(アイテムは一度も使用せず)

◆タイピングのシステム
主に、トークタイピングとバトルタイピングの2つがあります。

・トークタイピング
 入力が成功すると好感度のゲージが上がり、制限時間内で一定以上だとクリア。

・バトルタイピング
 入力が成功すると敵にダメージ、敵のHPがなくなるとクリア。
必殺技ゲージがあり、入力に成功すると溜まる。満タンになると必殺技が使える(無条件で一定ダメージ)

どちらでもタイピングとしての基本的なシステムは同じ。
文字が出てきて、それを時間制限内に打つ方式。
複数の文字が同時に出てくることもあるので、その場合は光ってる方を先に打ちます。ガイナックスのタイピングソフトに似てるかも。

なお、ステージスタート直前にアイテムを使うことができます。
全部で5種類

  • 好感度が3上がった状態でスタートできる(トークタイピング用)
  • タイピングリミットゲージの減少速度が低下(トークタイピング・バトルタイピング両用)
  • ダメージを3回まで無効化(バトルタイピング用)
  • 必殺技ゲージが通常の倍上がる(バトルタイピング用)
  • スタート時、1500ポイントスコアに追加(トークタイピング・バトルタイピング両用)

また、各ステージ(タイピングのステージのみ)をクリアすると、タイピング速度や正誤率などからランクが出ます。
E〜Sまでのランクにより、壁紙と音声のアクセサリーが出現します。(低いランクでないと出ないモノもあるそうで)アクセサリーがこのゲームの最大の売りなんですけどね。

アイテムは、アクセサリーと同じようにステージクリア時に一定確率(?)で入手できます。(入手頻度は比較的低め)

◆問題文の特徴
「ヤミと帽子と本の旅人」用語、ひらがな1文字打ち

◆モード紹介

○本の選択
本が6冊で6ステージ。
1つのステージに対し、トークタイピングとバトルタイピングがあわせて3つあります。(一部4ステージある面もあります)
トークタイピングが2回とかバトルタイピングが2回とか、いろいろあります。

○トレーニング
「ゲームシステムの説明」と「練習」ができます。あくまでシステムの理解のためのモードなので、タイピングができない人のための練習とは言えません。

○エクストラモード
 タイピングのステージのみができる「エクストラゲーム」と
『本』で出した「壁紙」や「音声」を見る(聞く)ことができます。壁紙や音声をダウンロードすることも可能で、起動音とかに使えます。

○オプション
 入力方法、音声や音楽のON/OFFの設定、フルスクリーンモードとウィンドウモードの切り替えができます。

◆壁紙と音声などのアクセサリー
 ステージをクリアするごとに、壁紙とアクセサリーボイスが手に入ります。

□壁紙
800×600のサイズと、1024×768のサイズの各36枚ずつ。絵柄は同じなので36種類ということですな。
比較的実用度は高めかなぁ。ま、そんなとこ。

□アクセサリーボイス
計70個

・おはよう
・おやすみ
・起動する(アプリケーションの起動とか)
・終了する(アプリケーションの終了とか)
・エラー音
・メール送信
・メール受信
・メール到着
・ゴミ箱を空にしたとき
・バッテリー残量が少なくなってきたとき
・バッテリー残量がほとんどなくなってきたとき
・ボリュームを大きくする
・ボリュームを小さくする
・いってきます
・ただいま
・おかえり
・ありがとう
上記の17種類を
葉月、初美、リリス
この3人がしゃべります。17×3の51種類です。これが、このソフトのための録り下ろし(?)ってことですね。
コゲちびや本編で使われてる音声も一部ありますのでそれを合わせて70種類。

◆ファンアイテムとしてどうなの?
アニメのファンにとって買うべきか?ということです。(ゲームは知らない)

まず、動画は一切ないです。
基本的に紙芝居(静止画が切り替わるだけ)目パチ口パクすらなし。

ボイスは、かなり少ない、基本的に葉月だけ。(それもほんの一部)リリスや初美もしゃべることはしゃべりますが、あまりにも少なすぎて意味がないです。
ステージ冒頭でほんの少ししゃべって、残りのほとんどはテキスト(文字)のみ。それもTVアニメ版のダイジェストをタダ見せられているだけ。
やるならガンダムSEED シネマタイピングゲーム2ぐらい動画を流して欲しかった(値段変わらないし)

壁紙と音声のアクセサリーとしての実用度は比較的高いので、それ目当てと割り切るなら、というところですね、ファンとしては。

◆感想
まずシステム面の悪い点から
ゲームをスタートするのに必ずマウスが必要になるのがうざったい。(だけど文字送りにマウスを使えないので、両方使うしかない
Esc一発でプログラムが終了する。
・ソフトを再起動するとオプションの設定とかが元に戻っている。(アイテムの所持数も初期化)
1時間でコンプリート(アクセサリーを手に入れるにはもっとかかるけど)

ゲーム中でクリアしないと使えない壁紙や音声は、CD-ROMに最初から入ってますので、未クリアでも使用可能です(ダメじゃん)
ただし、ファイル(フォルダごと)が隠し属性になってますので、隠し属性のファイルが見える設定にしてないと見えません。

・隠しファイルを見るためにすること
エクスプローラの「ツール」の「フォルダオプション」を選択→「表示」タブを選択→ファイルとフォルダの表示の「すべてのファイルとフォルダを表示する」を選択して「OK」を押す

ま、ぶっちゃけ地雷ですね。

◇結論
タイピングソフトとしてはスコアも残らないので繰り返しやるモノではない。練習モードがないので練習には適さない。
『アクセサリー目当てのファン限定』でおすすめ。

「タイピングソフトを買いたい」と思ったら、このソフトは買わないのが無難。ファン必携の品ではないので、よっぽど好きな人ならお好みでどうぞ。

以上


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