かな入力のススメ |
最適化のヒント |
運指の最適化のヒント(理論)を書いてみます。 あくまでヒントであって、正解ではありません。こういう方法もあるよ?という提案に過ぎません。 |
右シフトキーを使わない シフトキーは左右にひとつずつありますが、右のシフトキーはホームポジションからかなり離れた位置にあるためロスが大きいです。 ●ホームポジション(小指)からシフトキーまでの距離の比較 そこで、右シフトキーを使わずに左シフトキーだけにします。 「っ」を入力するのがやや難しく慣れが必要ですが、慣れるとロスが減り、スピードが安定します。 |
小指はなるべく使わない かなの最適化は、薬指と小指が最重要ポイント。それさえ最適化してしまえば、他はあまり必要ないほどです。 かなは小指のエリアがとても広いです。 「ー」を入れても片手で2つずつ、右手はちょっと打ちづらいですが、左手はホームポジション+下段なのでそんなに難しくないです。 では、次にかな入力 ●かな入力の小指の範囲 こうすると一目瞭然。左手はともかく、右手の担当は異常なまでに多いです。 そもそも、小指は短くて上方向はほとんど動きません。 運指の最適化のポイントは、腕を動かすロスを減らすために、できる範囲で他の指で代用すること。問題の右手小指エリアは、右手薬指で代用すると改善されます。 ●かな入力の最適化後の、薬指と小指の範囲 |
できるだけ腕が動かない打ち方をする ローマ字ならば、腕をホームポジションから(ほとんど)動かすことなく打つことができますが、かな入力は運指の範囲が広いため、どうしても腕ごと動かすことになります。 腕を動かすと、ミスがかなり増えますしタッチタイピングの難度が上がります。 腕ではなく、指だけを動かすのが理想。 特に最上段は母音が集中しているので、ホームポジションで打つとしてもやや上の方を基本にしていた方が安定します。 |
スペースキーは左親指固定 これはどっちでもいいんですけど…… どちらかと言えば、スペースキーは左親指で打った方がイイです。 |
最下段を親指で押す 最上段は母音なので使用頻度が高いのですが、最下段も運指の範囲で使う必要があります。そのとき、指の戻りが大きくもったいないです。 たとえば「やみ」と入力する場合、右手人差し指で「や」と入力し、同じ人差し指で「み」と入力することになります。これだとロスが大きいです。 つまり、腕の移動量だけではなく、指の移動量を減らすことによってロスを減らすということです。 親指はあまり使わないので慣れるのは難しいかもしれません。うまくやればかなり速くなる可能性はあると思います。(私はやってません) |
『かにポジション』 増田忠士氏が考案されたかなの最適化。正式名称は「増田式HPかな入力」です。「かにポジション」というのは勝手に呼んでいるだけです。(HPはホームポジションの略) 普通(標準)のホームポジションの位置は、左手人差し指が「は」右手人差し指が「ま」の位置のはずです。しかし、かな入力だと非常によく使う母音が最上段であるのと、右上のキーが多いため打ちづらいです。 その2つの欠点を克服するために、ホームポジションを一段上にずらし、さらに右に一列ずらしたのが「かにポジション」(かにホームポジション)と呼ばれる方法です。かにというのは両手の人差し指が「か」と「に」だから。 右上のキーを克服するのは、ホームポジションをずらさないで打つには上記の「なるべく小指を使わない」で書いた方法が良いのですが、小指を使いつつ克服したのがこの「かにポジション」。 これで弱点をかなり克服できます。 ただ、ローマ字や英字を打つためにいちいちホームポジションを変える必要がある(そうでない場合は「かにポジション」の英字入力を覚える必要あり)というデメリットもあります。 詳しくは増田氏のサイトで。 2006年1月31日 記 |
まとめ 最適化は自分で編み出した『理にかなった自己流』 ただひとつだけ確信していることは |