かな入力のススメ

最適化する人が少ないワケ

オマケで、最適化する人が少ない理由を挙げてみます。誰しも以下のことに心当たりがあると思います。

今すぐやらないと、一生できない可能性が高いのが最適化。大きなリスクをともないますが、最適化はそれだけの価値のあるテクニックです。一度、最適化を検討してみてはいかがでしょうか。

標準の運指の方が速いという錯覚

「標準であることは最速である」という錯覚が、最適化や自己流をしない理由かと。日本人は標準であることを重視するあまり、はみ出すこと(改良すること)や特殊なことを嫌う傾向がありますからね。

『そこまでしなくても……』という考え

最適化が「邪道」だとか、「そこまでしなくても……」とか、という考えもあるでしょう。趣味でタイピングをしている方ならこれはあまり障害にはなりませんが、日常で打つだけの人ならこれは大きな障害です。それなりに練習しないと習得できないこともありますしね。

『いずれやろう』と思ってる

「いずれやろうと思ってるけど、標準の運指で可能な限り打てるようになってから」、というのもあるかもしれません。これも、最適化=上級者向けというイメージのみで判断した結果。
そんなモノにとらわれていても良いことはありません。最初からやった方が将来的に考えると絶対に得です。
しかし、標準の運指で慣れれば慣れるほど変更することが難しくなります。そして、以下の捨てることの難しさにつながってしまいます。

筆者もいずれ最適化したいと思っていましたが、あまりにも「かな入力」が打ちづらいので思いきって挑戦しました。今は最適化してみて良かったと思っています。

「捨てること」の難しさ

最初は誰でも標準の運指で打っていると思います。
それで一度慣れてしまうと、今まで覚えた配列を捨て去ってまで最適化をしようとするような人はあまりいません。妥協してしまい、運指を変えたいと思わなくなります。

実際、最適化すると確実に“最初は”遅くなります。タッチタイピングを覚えてから少したったぐらいの速度になりますし、違和感があるため打っていてあまり楽しくありません。(遅い状態から日々速くなっていくという成長の楽しみはありますが)

今までに積み上げてきたモノを(部分的にでも)捨てなきゃいけないのは、かなり勇気がいります。最適化する人が増えない最大の要因が、ここにあるような気がします。

実際私も、運指を変えてから変える前に追いつくまで半年かかりました。

総まとめ:「最初から最適化できる人はしあわせ」

最初から最適化を知っていて導入できていればベスト。そのようなコンテンツは(私の知る限り)なかったですし。現在もほとんどないためにこんなコンテンツを作ってみました。
これによって、少しでもいいので『かな入力を最初から最適化している人』の登場を願っています。

では、快適なかな入力ライフを!

2006年1月31日 記


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