大相撲タイピングソフト横綱

メーカー ANBALANCE
価格 2,980円
対応機種 Windows,Macintosh(ハイブリッドCD)

ローマ字入力対応
2000/12/01発売

タイピング修得度 ★★★★☆ 練習モードはかなりしっかり作られている。
みっちりやればタッチタイピング習得可能。
ゲーム評価 ★★☆☆☆ 決まり手は色々あるが自分では選べない。
ただ打ち込むだけなのでゲーム性は低め。
システム評価 ★★★☆☆ 不完全キーボード操作対応。普通に使う
場合、キーボードだけでOKな点は良い。
適正レベル 見習い〜上級者。
初心者にはいいが、上級者には長文が少なく物足りないもの。
練習ソフトとしてはわりとできがいい。

(C)ANBALANCE

プレイ時間7時間 レビュー日 2000/12/21

<概要>
大相撲をモチーフにしたタイピングソフト。
プレイヤーは相撲界に入門し、横綱を目指します。

<システム>
フルスクリーンのみ対応。
オプションでキー入力設定を変更可能。

◆ステージ紹介

○ストーリー
 入門してから横綱になるまでの力士の半生を描くモード。
 実践練習。

○稽古
 てっぽうで体を鍛えます。基礎練習モード。
 基礎からやる基礎練習と、このゲームに登場する全キャラと
 取り組める実践練習の2種類があります。

○オプション
 キー入力設定を変更できます。

相撲の取り組み自体は、出てくる文字をひたすら打つだけ。
相手のバランスゲージを最低にすると技が決まります。
さらに、正確に入力するとパワーゲージが溜まり、より多くの
バランスゲージを減らすことができます。
まぁ昔あった「つっぱり大相撲」みたいなシステムです。
(↑知らない人は気にしないでください)

ストーリーモードは横綱を目指すとプレイ時間は長くなりますが
1戦ごとにセーブできるので、いつでもやめられます。
ちなみに、横綱になってから「引退」を選ぶとエンディングです。

<感想>
うーん惜しいな。面白くなりそうな要素はあるんだけどなぁ。惜しい。

ストーリーモードで横綱を目指してプレイすると、同じことの繰り返しで
やらされている感が強くすぐに飽きがち。
※普通の難易度でしかやっていないのでそれ以外はわかりません。

さらに『横綱』ちょっと変なトコ
・横綱だけが強い、それ以外はたいして変わらない強さ。
・無敗で千秋楽まで行くと必ず横綱との優勝決定戦。あまりにも
 決まり切っていてつまらない。
・14勝1敗で優勝できない。優勝するときは必ず全勝優勝。

決まり手を自分で選べれば多少は面白くなったのになぁ…
もうひとひねりがあれば傑作に化けられたと思うので惜しい。
あと、相撲独特のフォントなので最初はちょっと読みづらいかも。

<総評>
主な価格帯が4,800円のタイピングソフトの中で2,980円は格安。
(当然フリーにはかないませんが)
練習モード(稽古)はしっかりできているのと、単語数が多いので
結構練習になります。練習ソフトとしてはかなりいいでき。

『結論』
可でも不可でもない出来。練習ソフトとしては優秀ですが
ゲームとしてはイマイチ。練習をしたい初心者向きです。

聞かれてもいませんが、次回作の要望でもちょっと書いておきます。

<次回作への要望>
練習モードは特に問題ありませんが、ストーリーモードは力士の
半生という長い期間の話のわりにイベントが少なすぎます。

・入門
・優勝
・昇進
・引退

イベントはこの4つだけ、寂しすぎる。途中でセーブが
できるんですからもうちょいなんとかねぇ。

今のままだと1回クリアしたら2度とやらない可能性が大。
よくある恋愛シミュレーションのように、ランダムでイベントを発生
させれば繰り返しプレイに耐えられます。
稽古をしたら能力が上がるとか、イベントで技を覚えるとか
その技の選択ができるとか。工夫すればもっと面白くなりそうです。

次回作期待してますよ。

入門稽古
基礎の基礎を練習できます。
どーでもいいけど、おかみさんに鼻がない…
実戦稽古
このゲームに登場する全力士と好きなだけ戦えます。
へんな「四股名」だらけなのが特徴。

一番多く見ることになる、本場所の取組中の画面。
ごくふつう。
千秋楽が終わるとニュース仕立てで
結果を伝えてくれます。


ストーリーモードのスタート時に設定する“入門手続き”
四股名の選択。
自分で決めたかったなぁ。
出身地の選択
具体的な効果は不明。
部屋の選択。
どういう効果があるかは不明。
初級、中級、上級の絵の描き分けが絶妙。

変な決まり手紹介
蹴返し
土俵に顔がめり込んでます。こんな技だったっけ?
浴びせ倒し
ボディプレスかましてます、やっぱりめり込んでる。


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