タイピングの資格ってどんなのあるの?

2004年7月5日記(2006年6月12日大幅加筆修正)

「タイピングの資格」ってあまり一般的ではありません。せっかくタイピングが速くなったんで、それを世間に認めて欲しい!資格を取れば自慢ができる!ということで

『タイピングの資格』とひとことに言っても、いろいろあるようです。

資格の種類
国家資格、公的資格、民間資格、修了資格 の4種類ですね。
タイピングには国家資格がないので、残りの3つだけです。
修了資格は、私の知る限り「ステノキャプショナー」(キーボードでの速記)ぐらいしかありません。ステノキャプショナーは学校に通わないと修得できない、キーボード自体特殊、という理由によりあまり一般的ではないので、ここでは割愛します。(詳しいことがわからないこともあり)

そんなわけで、「公的資格」と「民間資格」を中心に、具体的にタイピング関係の資格を挙げてみます。


公的資格

日本語ワープロ検定
今回紹介する資格のなかでもっとも有名なのが、このワープロ検定でしょう。ただ、ワープロ検定は入力速度だけではなく、手書きされている文書をワープロソフトで作成する問題もあります(級によっては表作成あり)。
そのため、高い級を取得するには、タイピングが速いだけではダメで、ワープロソフトを使いこなす必要があります。
知名度は高いため資格としてのアピール度は高いですが、純粋な速打ちの資格ではないので、タイピングの資格としてのインパクトは弱め。
最高段級位である初段を取るには、10分間で800文字(1ミスで5文字減)なので、ビジネスキーボードでSが取れるなら余裕かと。(タイピング部分だけなら)


キータッチ2000
ランダムの英字、英単語、ローマ字、記号、などが混じった2000タッチ分の問題を10分間で打ち切る検定です。
10分間に2000タッチ(ミスを除く)できればゴールドホルダー。それ未満だと特に称号はありませんが、記録にかかわらず「技能認定証明書」がもらえます。変換がないからゲーム的ですし、ミスのペナルティがなく、速く打てればOKということでタイパーにピッタリ。
※ただし、ローマ字の種目があるため、ローマ字が打てないとまず合格できません。

詳しくは、タイピング道場のコンテンツの目指せ!ゴールドホルダー!キータッチ2000への道キータッチ2000への道〜その後〜をご覧ください。


ビジネスキーボード
キータッチ2000の上位版
日本語、英語、数字、の独立した3種目があり(キータッチ2000のように混在しているわけではない)、それぞれ成績によって5段階(S〜Dまで)で評価されます。
例: 日本語A、英語C、数字D というように個別で出る
日本語に関しては、ローマ字入力するのではなくIMEにより、漢字やカタカナなどの変換もします。事前に問題文がわからないので、大会では初見の問題を打つことになります。(※本番は、練習ソフトと問題が違います)
日本語はIMEを使用するため、ローマ字入力だけではなく、かな入力でも参加できます。

前の行に戻って修正はできますが、最終的に1ヶ所でもミスするとその行の得点が0になるので、正確性重視で実践的。しかも、Sを取るためには完全にノーミスで打たないといけません(1ヶ所でもミスしたら、それ以外がノーミスでもA)そのため、オールSの『ビジネスキーボードマスター』はかなりの難度になります。
1ヶ所ミスすると、日本語だと約4〜25ポイントの減点、英語だと約60ポイント前後の減点です。

↓ビジネスキーボードはこのサイトで練習ができますのでどうぞ。
ワープロイン・田辺

◆評価の基準と詳しいシステムについて
認定基準の詳しい内容はこちら
日本語は、10分間で900字(変換あり、漢字・カタカナ・数字混じり)
英語は、10分間で3000字
数値は、5分間で1200字(漢数字を数値に変換あり、記号あり)
難易度的には、日本語<<<英語<<数値。
特に5分間で1200字という漢数字や記号が混じっているので、見たままそのまま打つ英語や、時間的にかなり余裕のある日本語よりずっと難しい。数値を打つ練習をしないで受験したら、CかDぐらいしか出ないでしょう。(例えば、タイプウェルオリジナルの数字でMachineを取るぐらいじゃないと厳しい)


パソコンスピード認定試験
問題文をプリントアウトさせて、それを打ち込む試験。かなり実務に近いです。1回ミスすると10字減のペナルティがあるのでこれも正確性重視。
日本語だと1回ミスすると1字減、英文だと2字減と、ペナルティが緩和されたみたいです。いつから変わったか不明。正確性よりもスピード重視の資格になったということでしょうね。
日本語、英文、の2種目があり、それぞれ成績によって6段階(5級初段〜5級まで)で評価されます。ビジネスキーボードのようにセットになっているわけではないので、受験料は別。片方だけ受けてもいいですし、両方受けることも可能です。(会場によって違うと思います)
印刷してそれを見ながら打ち込みという意味では毎日パソコン入力コンクールと似ていますが、ミスには厳しくないので毎パソとはちょっと違う資格になりました。


毎日パソコン入力コンクール
毎年開催されている、タイピングのオリンピック的な存在です。全国大会で上位入賞すると賞品がもらえたり、新聞に載ったりします。
平成16年の第4回大会から、文部科学省「学びんピック」認定大会になったため、順位を競うだけでなく段級位認定もできるので、資格として履歴書に書くことが可能です。(この大会は資格が目的ではないため、認定証をもらうには別途料金が発生します)
ただデメリットもあって、各部門上位100名の本名が公表されてしまい(学生なら学校名まで)、優勝者は顔写真付きで新聞に載ります。
メリットとしては、毎年2月に開催されているWeb大会ならば、わざわざ会場まで行かなくても受験可能です(ただし、いくら速くても最高でも1級までしか認定されない)
通常の大会は6月と10月に開催しています。(こちらは全国大会がありますが、Web大会にはなし)

事前に問題文が公表され練習ができ、本番はプリントアウトされた紙を見ながら打ち込んでいきます。(上位入賞者はかなりの部分を暗記しています)
ミスにとても厳しく、基本的に9回ミスすると段級位認定されない(種目によって多少違いあり)、全国大会の出場資格を失うなど厳しいペナルティがあります。逆にミスが少ないと、ボーナスがあるのでミスをしない方が断然得なシステムになっています。(ノーミスが前提)
事前練習ができるため、やり込んだ人が強くなります。その意味では、初見で打たなければいけない他の資格とは一線を画しています。


民間資格(おそらく)

イータイピング・マスター{タイピング検定}e-typing
e-typingで実施しているお手軽な資格。8級なら無料で受験できます。(取る意味もないですが)
8級の受験者数100万人突破だそうで、最も受験者の多いタイピング検定でしょう。(無料でネットでできますからね)ただ、上の級ほど受験料が高くなるので注意。最高位である特級だと10,500円もします。(もちろん落ちても取られる)
微妙ですが、おそらく民間資格かと思います。


タイピングエキスパートYahoo! JAPAN
イータイピング・マスターの後にできた(2005年3月にスタート)、イータイピング・マスターと似たようなシステムの検定。Yahoo! JAPANが運営してます。
最低位の6級が無料なところとか、級が上がると受験料が上がるのも似てます。ただ、最高位でも4,000円なのが多少良心的。かな入力にも対応しています。
イー・タイピングマスターが民間資格だと仮定するとこれも民間資格かな。


で、結局どれがいいの?

民間資格は除外すると、初心者向けが「キータッチ2000」
中、上級者向けが「ビジネスキーボード」と「パソコンスピード認定試験」「パソコン毎日コンクール」でしょうかね。「毎日パソコン入力コンクール」は上位に入ると名前が公開されてしまうのでその点だけは注意です。(目立ちたがり屋なら望む所、でしょうけど)

キータッチ2000は敷居が低めなのがいい。ただ、簡単な資格なため、ゴールドホルダーを取ってなんぼという気もします。受験するならゴールドホルダーが取れるぐらい練習してから、でしょうか。(いくら簡単な資格といっても、そこそこのスピードでタッチタイピングができるが最低条件です)
ビジネスキーボードは、日本語でSを取ることはさほど難しくないですが、それ以外の英字と数値がかなり高難度。速く打てても完全に見直す時間がないので正確性が求められますし、
パソコンスピード認定試験と毎日パソコンコンクールは級や段が出ますから、資格として書きやすいですね。(AとかSとかだとわかりにくいし)

パソコンスピード認定を除く、すべての資格に共通して言えることですが
 『ミスに、かなり厳しい』
スピード重視でミスばかりしてる方だとかなりきついと思いますので、高めの級(ランク)を受験するつもりなら、正確性重視の練習をした方がイイかもしれません。

自分の腕を把握した上で、好きな資格の試験日の予約を入れるのがよろしいかと。


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