聖闘士星矢 タイピング流星拳
開発、販売: バンダイ 対応機種: Windows,Macintosh
入力方法: ローマ字入力、かな入力
  発売日: 2002年 12月 19日
定価: 5,800円

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点数(満点5) 理由、コメント
ゲームとしての
面白さ:
★★★ ごく普通、作り込みが足りない。聖闘士星矢ファンで、クイズに価値を見いだせるなら楽しめる。
練習モード: なし。
総合評価: ★★ 楽しめないこともない。しかし、練習モードもなく難易度設定がないので、初心者には厳しく、上級者には簡単すぎですぐ飽きる。

プレイ時間 1.5時間
レビュー日 2003年1月25日

星矢でクリアして、スコアアタックをクリアしたところでのレビューです。(完全クリアはまだ)あと、私は聖闘士星矢ファンじゃないですし、思い入れはありません。

◆基本システム
・Windows対応
・かな入力、ローマ字入力に対応。
 ローマ字は基本的に自動認識。 CA,CI,CUやXNなどには非対応。
・画面はフルスクリーンとウィンドウモード選択可
・難易度の変更不可
・マウス不必要
・CDはインストールの時のみ必要。

◆タイピングのシステム
文字が入ったウィンドウが上と下から移動します。
上が問題の文で、下がプレイヤーが入力した文字です。ウィンドウの2つのウィンドウがぶつかると敵の攻撃が当たったと判定されプレイヤー側にダメージ。
ある程度自動認識してくれるんですが、表示と違う入力しても文字が変化しないのでやや問題が。
例えば
「ちょっと」を打つとき表示はTYOTTO。CHOTTOも受け付けるんですが、表記はTYOTTOのまま。最初にCを打ってしまったら正解するまで勘で打つしかないです。(BackSpaceじゃ戻らないので)

一回正解するたびにコスモのゲージが上がり、ある程度になると必殺技を使えます。使うためにはその名前を打ち込む。溜めれば溜めるほど強力な必殺技を使えます。例えば星矢の場合は、「ペガサス流星拳」「ペガサス彗星拳」「ペガサスローリングクラッシュ」のように。ちなみに最強の必殺技は即死。どんなに体力があっても勝てます。(最高までコスモを高める必要がありますけど)

ミスのペナルティは一切なし。

◆モード
モードは主に3つ
・ニューゲーム、コンティニュー(ストーリーモード)
・スコアアタック
・クイズ

◇ストーリーモード
星矢、紫龍、氷河、瞬、一輝 から1人を選んでスタート。(最初は一輝を選択できません)
銀河戦争編と黄道十二宮編を戦います。クリアすることによって壁紙が増えます。

◇スコアアタック
黄道12宮編を戦い抜くモード。負けたらそこで終了のサバイバル。(クリアするたびに回復するけど)

◇クイズ
ややマニアックなカルトクイズ。黄道12宮編をクイズでクリアしていきます。

◆感想
最初は単文で非常に簡単。後半は長文で急に難しくなります。ひたすらコスモを溜めて、最高の必殺技を繰り出すだけでOKでけっこう簡単。私のローマ字ですら2ダメージ以上は受けませんでした。

他は、○×形式で書いてみます。

○良いところ1 壁紙
クリアするたびに、壁紙が手に入ります。壁紙チェンジャーなるソフトもついてまして、Windowsについて良く知らない人でも簡単に壁紙を変えることができます

○良いところ2 クイズ
クイズはかなりマニアックです。問題数は確かめてないからわかりませんが、結構ありそうです。タイピングにあまり自身がなくても、知識があればどうにかなるところも良いかと。(私は知識がないのでクリア不能)

×ダメその1 声が小さい
わりとしゃべるんですが、ほかのSEに比べて音声が小さいです。明らかに小さい。軽くBGMにかき消されます。キャラクターゲームなのに…

×ダメその2 スコアがほとんど残らない
スコアが5位までしか残りません。それなりにあるじゃん、と思うかも知れませんが、1つのモードにつき5位までで、全面全キャラ共通。これじゃ意味ないです。
面数はそこそこあるのに、共通してるのでハイスコアの意味がほとんどない・・・

◆結論
タイピングソフトとしてはごく普通で、練習モードがない分イマイチ。カルトなクイズと壁紙に価値を見いだせる人にお勧め。(せますぎる範囲)

中古で2000円とかだったらファンの方に強く勧められますが、5800円じゃ厳しいですね。2800円でGジェネDAを出したバンダイなのにこの違いはなに?って感じです。


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