龍馬が打つ

開発:サーバーアーツ
販売:アスク
Windows&Macintosh対応
カナ&ローマ字入力(設定必要)
価格4,800円
2002/04/19発売
公式サイト

プレイ時間1時間半
2002年4月21日の日記より

結論から言うと、あんまりパッとしないソフトかな。

◆システム
ローマ字入力、カナ入力対応。
ローマ字は自動では認識せずに、設定しなければ
いけない方式。ちょっと古いですね。

“ん”は、NとNNに対応してますが、
Nにするとちょっと問題がでてきます。


ローマ字は母音が後に来る場合、
NでもNNでもNNにしなければいけないという
法則があります。
例えば、安易(あんい)を打つときに
NNでもNでも「ANNI」って打つという具合に。

それが「龍馬が打つ」の場合「ANI」になってます。
これはおかしい
“あんい”じゃなくて「あに」になっちゃいますって。
本来なら間違いのハズ。
NNにしてないと、間違えて覚えてしまいますよ。

◆練習モード
練習モードが2つ。
でもタイピングの練習はひとつだけ。
もうひとつはマウスの練習

シングルクリック、ダブルクリック、ドラッグの
練習ができます。極打を思い出します・・・
タイピングとまったく関係ないので省略。

肝心のタイピングの練習は、英字の単キー練習と
ローマ字の一文字練習。
ミスが多いと最初からやり直しという方式。
記録が残らないので、練習効果は低めかなと。

◆本編のタイピングモード
ごくごくオーソドックス。
でてくる文字列をひとつずつひたすら打つだけ。
記号はほとんどなし。日本語入力のみ。

普通の難易度でやりましたが、非常にミスに厳しく
1回ミスするとしばらく入力を受け付けないので
ミスしたという事実を思い知らされます。

普通の難易度だと3回ミスするとミスとみなされて
20単語打ち終えると1ステージクリア。

1打鍵ごとのミスはミスとカウントされないので
3回まとめてミスしない限り正解率100%です。
これはちょいと問題かと。


演出としては
幕末の重要人物達と龍馬が対談します。
一枚絵で動きはありませんが、お札に使われてそうな
写実的な絵で、なかなか良く描かれています。

相手はフルボイス。ガンガンしゃべります。
「そりゃまいった」
「たしかにその通り」
とか、男達の感心した声が聞けます。(いらんけど)

説得して成功するとクリアの全15面。
(マルチエンディングなので途中で終わりもあり)
失敗するとエンディングが変わるらしいです。
私はほとんど1発でクリアしてたので
マルチエンディングがよくわからず。
2種類ぐらいしか確認できませんでした。

で、あまり特徴のなさそうなこのゲームのキモは
瓦版です。

ヒトコトで言うとバカ、悪ノリしすぎ、と言いますか。
ひとつだけ紹介するとこれ
(103KB、けっこう重いので注意)
変ではあるけど、面白いかどうかは微妙かな。

◆結論
最後の数面は比較的長文がありますが
ミスに厳しいため気持ちよく打てません。
可でも不可でもなく。
上級者にはややイマイチ。初心者にも強くは
勧められないソフト。
幕末の志士達が好きな人にオススメ。
(ひどく狭いターゲットだな、こりゃ)

こういうゲームのコメントが、一番難しいです。


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