キー配列の種類における特徴
英語キーボード…………記号のキーの場所の一部が日本語キーボードと少し違う。
　　　　　　　　　　　キートップに日本語の表記がない。

日本語キーボード………記号のキーの場所の一部が英語キーボードと少し違う。
　　　　　　　　　　　キートップに日本語表記あり。

親指シフトキーボード…後述

PC-98 キーボード………PC-98用のキーボードに３つのキーを追加したもの。
　　　　　　　　　　　PC-982xシリーズやＰＣ９８ＮＸシリーズに採用。

日本語キーボードか英語キーボードかというのが大きな違いです。
英語キーボードの中にはEnterキーの大きさが小さかったり、その他のキーの
大きさが違うものもあります。

現在市販されているキーボードの中では、１０９キーボードが最も一般的で
種類も豊富です。メーカー製のパソコンに付属しているキーボードのほとんどが
１０９を採用している事実をみれば明らかでしょう。

英語キーボードでもキーを組み合わせると日本語入力やWindowsキーにあたる
操作もできますので使用に差し支えありません。
ただ、英語キーボードと日本語キーボードでは記号の入力方法が違うので
日本語キーボードを使う機会が多いなら無理に英語キーボードを使うメリットは
ありません。
最近は、１１０以上のキーのあるキーボードが増えてきており、付加価値の
付いたキーボードに人気があるようです。

英語キーボード、日本語キーボードにもテンキーの部分がカットされたモデルも
存在します。数字入力を頻繁にする場合はテンキーは必要ですが、通常の
文字入力しかしないのであれば、机のスペースが小さい方にとってテンキーなしに
するメリットは十分あります。
（練習すればテンキーがなくとも数字入力を速くすることも可能です）

数は少ないですがトラックポイントが一体化したノートパソコンに近い
ミニキーボードもあります。
※トラックポイント……マウスの代わりになるポインティングデバイス。
　　　　　　　　　　　指に加えた圧力によってカーソルが移動する。
　　　　　　　　　　　ＩＢＭの商標。

フルサイズであるかどうかというのもあります。ミニキーボードと呼ばれる
種類だとテンキーの部分だけカットされています。
頻繁に数値入力する方にはテンキー付きのフルサイズキーボードをおすすめします。


◆親指シフトキーボード
１０６や１０９の日本語キーボードでローマ字入力で日本語ををする場合
無理（不自然）な指の動きを強いられます。
それは、英字の配列は日本語入力のことを考えて作られていないためです。

英字の組み合わせであるローマ字入力をすると、無理な指の動きをする事に
なります。
そうかといってかな入力では、最上段のキーを打たせるので入力速度が
落ちることになります。
それに対して富士通が開発したのが親指シフトキーボードというものです。
（NICOLA
右と左のシフトキーと中段の３段の組み合わせた１回のキー入力で
全ての日本語（濁音半濁音を含めたひらがな１文字）を入力できるという
画期的なものでした。

日本語を無理なく速く入力できるようになります。
今も根強いファンが多数存在します。単純に日本語入力だけをするのならば
親指シフトキーボードが一番速くできることは間違いないでしょう。
しかし残念ながら、親指シフトキーボードは富士通製のパソコンにしか
採用されなかったためあまり普及せず、現在ではほとんど生産されていません。
新品で手に入れるなら、メーカー注文で４−５万円ぐらいを覚悟した方が
いいです。

普通の１０９キーボードでもソフトウェアで親指シフト化は可能です。
興味があったら試してみてはどうですか。

参考リンク
親指シフトキーボードを普及させる会
親指シフト(NICOLA)をパソコンで使おう!

ただし、大部分のタイピングソフトは日本語キーボードか英語キーボード用に
作られているため親指シフトキーボードだとタイピングソフトを楽しめません。
その点だけはご注意を。（美佳タイプの親指シフト版はあります）

と書きましたが、ソフトを使えばプレイは可能です（パソコン限定）
2001年12月2日加筆
キー入力入れ替えソフト「姫踊子草」
↑このソフトを使えば、親指シフト（NICOLA配列）やDvorak配列 などでも
タイピングソフトを楽しむことができます。
それどころか、すべてのキーを入れ替えることも可能、これはイイねぇ。

残念なのは対応OSがWindows9xとMeに限定されているところ。
最新OSのXPはNT系なので、できれば対応して欲しいところです。
2002年3月10日のバージョンアップで、NT系OSにも対応したそうです。
（シェアウェアなのは仕方ないけれど）

鈴見咲君高さん情報ありがとうございます。


キー配列にはここで紹介した以外にもたくさんの種類があります。
興味のある方は見てみると良いかもしれません。

【参考リンク】
Happy Hacking Keyboard