ワードの最適化

一つ目の最適化は「ワード（言葉）の最適化」です。
ワードの最適化は、ワードによって打つキーの指を打ちやすく変える方法です。（ただし、後述する運指の最適化との併用の場合もあり）

例えば、かな入力で「おんな」と打つ場合、標準の運指だとすべて右手の人差し指を使うことになります。これはかなりロスが大きいです。

そこで、「お」を左手人差し指で打ち、「な」を右手中指で押すことにします。

◇通常
すべて右手人差し指で「お」「ん」「な」

◇最適化
左手人差し指で「お」、右手人差し指で「ん」、右手中指で「な」

これなら、左右の人差し指でほぼ同時に２つのキーを押せますし、連続して中指で押すことにより、すべて人差し指で押すより高速化できます。

このように、各ワード毎に最適で最速の入力方法を考えるのがワードの最適化です。

各ワード専用の限定的な最適化なので、最適化の練習をしたワードだと絶大なる効果を発揮しますが、していないワードだと速さは変わらないです。

ワードの数だけ最適化しなければならないのと、慣れないとどのワードが最適化されているかという判断する際に迷いが生じやすく、混乱して逆にロスが大きくなる可能性があります。（あくまで慣れの問題ですが）

ロスの大きく打ちにくいワードをどうすれば速く打てるか、というのが主目的なので、元々打ちやすいワードを無理して変える意味はまったくありません。
弱点を補うこと、相手の弱点で逆に加速できること（対戦などで）それがワードの最適化のメリットです。

2006年1月31日 記